Geometrix Enterprise

-DJI Matrice 300 RTK-  Geometrix Enterprise 機体紹介!

機体のご紹介、フライトレビュー、今回はDJI Matrice 300 RTKです!

MATRICE 300 RTKとは
DJIの発表日よりすでに2年ほど経過しており、業務使用においての知名度はこなれてきているのではないでしょうか。
改めてこの機体のいいところはやはりその汎用性であり、あらゆるニーズに答えられるところがメリットです。
業務ごとに代わる機体、飛行特性、ましてや3H(初めて、変更、久しぶり)業務であればリスク管理、オペレーターにかかる負荷も相当なものです。
Matrice 300 RTKは1つの機体に複数のペイロード付替え、業務を行えることで同じ作業品質を保ち、安心材料に変えることができます。
その名の通りRTK機能がついており、精度の高い飛行も可能です。
安全性能では6方向検知カメラによる全方位障害物検知、上部に追加されたビジョンセンサーで橋梁の下でも安定したホバリングが可能となっています。
保護等級IP45により、作業途中で雨が降りそうな場合でも焦らずに済み、各ペイロード込みでフライト時間はたっぷり30分以上(スペック上は機体のみ55分)はありますので安心して
飛行できます。
機体に取付けるペイロード(センサー・カメラ)は主に3種類、

・Zenmuse H20、H20T・・・点検業務向け、広角・ズームカメラ、H20Tはサーマル(赤外線)付き
・Zenmuse P1・・・写真測量特化型、フルサイズセンサー搭載、有効画素数45MPカメラ
・Zenmuse L1・・・レーザー測量対応カメラ

フライトレビューと合わせ、各機器の違いもご紹介します。

ー機体準備・フライトー

キャリーケースを開けると、機体はひっくり返った状態で収められています。


このまま、キャリーケース蓋側に格納してある足(スキッド)を取付け。その後機体を取出しアームを展開します。
バッテリーは起こしてから挿入しますので、この時点ではまだ未装着。
やや大型の印象ですが、重心位置も良くさほど取回しに気になる点はありません。


機体へのペイロード取付けは、はめこむ位置を合わせてロックします。
最初はややてこずるものの数回行えばスムーズに行えるようになりました。
機体重量はTB60バッテリー2本込みで約6.3kg、最大風圧抵抗は15m/sと前モデルMatrice 210 RTKの12m/sより向上、
特徴的な下向きに取付けられたプロペラですが自身の吹き下ろした風が機体に当たりにくいことで、
より安定した飛行特性となっています。
実際にフライトした感じでは、やはりホバリングはとても安定、
各操作における反応や機体の挙動も扱いやすく安心して飛ばせる機体といった印象です。
機体の電源を切らずにバッテリー交換ができる、ホットスワップという機能がついていますのでバッテリー交換の度に電源オフ、GPS捕捉待機、レーザースキャナーウォームアップ・・といった煩わしさがありません。



また、送信機にはデュアル送信機モードがあり、2台の送信機間で操縦権切替えや1台目で機体の操縦、2台目でカメラ操作ができるモードに切替えも可能です。送信機の操縦権切替え機能を利用して、初心者の方のフライト練習をベテランの方がサポートしながら行うといった実機練習にも対応できます。

機体に取付ける各ペイロードのご紹介です。

ーZenmuse H20、H20Tー
Zenmuse H20(写真左側)は広角+ズームカメラを備えています。点検業務や、空撮に適したカメラと言えます。
グリッド撮影という、枠内の部分を分割してズーム撮影してくれる機能もあり、広角で全体を見ながら必要な部分はグリッドで指定するだけで撮影が行われ、
とても効率的です。


さらに機能が追加されたZenmuse H20T(写真右側)も存在します。
これはその名の通りサーマルカメラが追加されたもので、災害現場調査やその他熱検知が必要な業務にも対応できるものになります。

ーZenmuse P1ー



有効画素数45MP、低ノイズ、高感度のフルサイズセンサー、単焦点レンズは交換が可能で対地高度に合わせて選択が可能、UAV写真測量全般に適したカメラです。
0.7秒ごとのタイムラプス撮影、3Dモデリングに最適なオブリーク撮影ができるスマートオブリーク撮影機能、マッピングソフトウェア DJI Terraと組み合わせてリアルタイムマッピング出来たりと写真測量の精度向上に貢献できること間違いなしです。

 

ーZenmuse L1ー

測量に使用するレーザーを発射する「レーザースキャナー」になります。
Livox製LiDARモジュール、高精度IMU、有効画素数20MP、1インチCMOSセンサーRGBカメラを3軸ジンバルに搭載しています。
スキャンモードは反復と非反復モードがあり、短時間で対象領域をカバーしつつどの方向でもデータ取得が行えます。植生も見通せるので農林業はじめ様々な分野で活躍が見込めることや、
DJI Terraの併用でリアルタイム3Dデータから高精度な再構築モデルを生成します。

 

ーまと

いかがだったでしょうか。Matrice 300 RTKは高い汎用性、安全性を持った機体であると感じていただけたと思います。ここでは説明しきれない部分も多く、実際のご使用に際しては適切な機材の選定、運用方法のベストな選択により業務効率化に貢献できるものと考えます。

Geometrix Enterpriseではお客様のニーズに合わせた
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